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まとめ


痛みの診療

痛みを抱えている方へ

痛みには、けがや炎症による痛みだけでなく、神経の障害による痛み、長引くうちに痛みに対して身体が過敏になっている状態など、いくつかのタイプがあります。実際には、それらが一つだけでなく、いくつか重なっていることも少なくありません。

「原因はある程度わかっているのに、なかなか楽にならない」
「検査では大きな異常がないと言われたが、つらさが続いている」
「痛みのために眠れない、不安が強くなる、生活に支障が出ている」

そのような場合も、痛みの性質や経過を整理することで、治療の方向性が見えてくることがあります。

当院では、症状の経過や痛み方、生活への影響をうかがいながら、薬物療法、神経ブロック、関節注射などを必要に応じて組み合わせ、症状の軽減を目指します。

このような痛みをご相談ください

・腰痛、首の痛み、肩の痛み
・手足のしびれや、電気が走るような痛み
・坐骨神経痛
・帯状疱疹後に残る痛み
・関節の痛み
・術後に続く痛み
・長引く痛みによって眠れない、不安が強い、気分が落ち込む など

痛みの原因がはっきりしない場合でも、ご相談いただけます。

痛みにはいくつかのタイプがあります

侵害受容性疼痛(Nociceptive pain)

けがや炎症などによって、身体の組織に負担がかかったときに起こる痛みです。たとえば、打撲、関節炎、筋肉や靱帯の炎症などでみられます。ズキズキ、うずくような痛みとして感じられることが多く、症状の原因と場所の関係が比較的明確なことが多いです。

神経障害性疼痛(Neuropathic pain)

神経そのものが障害されることで起こる痛みです。しびれを伴ったり、ビリビリする、電気が走る、焼けるように痛むと表現されることがあります。たとえば、坐骨神経痛、椎間板ヘルニアに伴う神経痛、帯状疱疹後神経痛などがこれにあたります。一般的な痛み止めだけでは十分な効果が出にくいこともあり、痛みのタイプに応じた治療選択が重要です。

痛覚変調性疼痛 (Nociplastic pain)

痛みが長く続くと、もともとの原因だけでは説明しきれないほど、身体や神経の働きが痛みに対して過敏になっていることがあります。これを、痛覚変調性疼痛と呼びます。

検査で大きな異常が見つからなくても、つらさが現実に存在していることは珍しくありません。このような場合も、「気のせい」や「我慢の問題」と考えるのではなく、痛みが長引いている背景を整理しながら、適切な治療を考えていくことが大切です。

痛覚変調性疼痛では、一般的な鎮痛薬だけでは十分な効果が得られにくいこともあります。そのため、症状の経過や生活への影響もふまえながら、薬物療法を中心に、必要に応じて他の治療も組み合わせていきます。


痛みは「急性」と「慢性」にも分けて考えます

急性痛

急に起こった痛みで、けがや炎症など、比較的はっきりした原因があることが多い状態です。まずは原因を見極め、必要な治療につなげることが大切です。

慢性痛

一般に、3か月以上続く痛みを慢性痛と呼びます。慢性痛では、もとの原因だけでなく、睡眠不足、不安、活動量の低下、痛みへの緊張などが重なって、つらさが強まることがあります。長引く痛みは、日常生活や気分にも影響しやすいため、痛みそのものだけでなく、生活全体への影響も含めて考えることが重要です。

実際には、いくつかの要素が重なっていることが多くあります

多くの方では、炎症による痛みと神経の痛み、神経の痛みと過敏になった状態など、複数の要素が重なっています。急性の痛みが長引くうちに、慢性痛へ移行していくこともあります。

「自分の痛みがどれに当てはまるのかわからない」
それは珍しいことではありません。

当院では、今ある痛みがどのタイプに近いのかを整理しながら、その方に合った治療を考えていきます。

当院で行う診療

初診では、痛みの部位だけでなく、

・いつから続いているか
・どのような痛みか
・しびれや力の入りにくさがあるか
・日常生活や睡眠にどの程度影響しているか
・これまでにどのような治療を受けたか

といった点をうかがいながら、痛みの性質を整理します。

そのうえで、必要に応じて、薬物療法、神経ブロック、関節注射などを検討します。痛みの治療では、ひとつの方法だけで解決するとは限りません。症状の背景に応じて、無理のない形で治療を組み立てていきます。

このような場合は、早めに他の医療機関での評価が必要なこともあります

次のような場合は、通常の慢性痛として様子を見るのではなく、早めに整形外科や救急など適切な医療機関での評価が必要になることがあります。

・急に強い麻痺が出てきた
・尿や便が出にくい、または失禁がある
・発熱を伴う強い痛み
・外傷後の強い痛み
・強い胸痛、腹痛など、内科的・救急的な評価が必要な痛み

このような場合は、様子を見るのではなく、整形外科や救急などで早めの評価が必要になることがあります。

まずはご相談ください

痛みは、画像検査や診断名だけでは整理しきれないこともあります。一方で、痛み方や経過を丁寧に整理することで、治療の方向性が見えてくることも少なくありません。

「どこに相談したらよいかわからない」
「痛みが長引いて困っている」
「痛みだけでなく、眠りや不安にも影響が出ている」

そのような場合は、ご相談ください。


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